ココをケチるからいつまでも流行らない
上の画像を見て、あなたは何を感じますか?
例えば老舗と言われるお店の看板、特に京都には歴史の古い名店が並びます。
中でも宇治市の中村藤吉本店さんは代表的なお店の一つかも知れません。
そこには近年のお店の様なテントはなく、重厚な趣のある木製の看板が掲げられています。
この看板はもちろん古いものなので、経年の劣化は否めません。
でも汚いイメージなんてこれっぽっちもしません。
むしろ反対に、静かな佇まいからは、清潔感しか伝わってこないくらいです。
それはしっかりとお店全体に、メインテナンスが行き届いているからでしょう。
この時代にはテントなんてものは存在しませんので、”看板と暖簾” がいわばお店の顔。
バランスはやっぱり大切なのです。
老舗だけの話ではありません。
近年のカフェに目を移してみると、スターバックスカフェなどはその代表格でしょう。
どうですか?
両者の時代には大きな開きがあるものの、シンプルにまとめられた世界観と清潔感には共通のものを感じます。
暖簾の代わりにテントですがね・・・。
さてお次は、公開処刑の様になりますが、ガッツリ並べてみましょう。
どうですか?
あなたならどっちのお店でお茶しますか?
以前の記事でも書いてきましたが、テントは張替えとなると、数十万円の高額なコストがかかります。
逆算してそれだけの利益を出そうとすれば、どれだけ売上ないといけないかを考えます。
その結果、オーナーは”費用対効果”が低いと考え、躊躇してしまうのです。
トイレでお店の良し悪しが決まる
これは会社に対してもよく用いられるフレーズですね。
ナゼか?
トイレ掃除自体は決して難しい作業ではありません。
しかし排泄を行う場所であるから、放置すればドンドン汚くなっていきます。
でも1か所にかかる時間なんて、せいぜい5~10分程度です。
その短時間のメインテナンスを厭う、軽んじる事で、そのお店(会社)の姿勢が現れてしまうのです。
逆にトイレが美しく保たれているお店は、”トイレも” キレイにされているという事なのです。
店全体に対して目配り、気配りが出来ている、そしてそれが接客やサービスにも現れる結果、お客さまの心を掴んでいくのです。
テントのお話もこの延長。
確実に言えることは放置された状態が続くと、やがてテント全体が色褪せ、ひどい場合は破れ、お店の印象がドンドンみすぼらしいものになり果ててしまいます。
テントが古びる→お店の印象が悪くなる→客足・売上が落ちる→さらにテントが古びる・・・
と悪化のスパイラルを辿る事になります。
それでも
ココの商品のセレクトは抜群のセンス!!
ココのお店の料理は美味い!!
など元々圧倒的な実力を備えていれば、取るに足らない問題なのかも知れませんが・・・。
でも、やっぱり見栄え悪いですよね?
どうせならキレイな外観のお店の方が望ましいですよね?
テントの高額な交換費用を想像するから二の足を踏むのです。
でもメンテなら年間7~8千円程度で新品の様に再び輝きを取り戻し、表面を劣化から保護する事が可能です!!
でもこの事実をご存知ない方が圧倒的に多いのが現実。
一日ベースで換算すると20円そこそこの設備投資でお店の外観が保たれるのです。
飲食店に限らず、エステ、ドラッグストア、調剤薬局、ファミレス、個人商店さん等々、テントを採用している多くの店舗さんには、是非この真実を知って頂きたいと思います。